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【看護師】ツアーナースの一日

りんご@メンタルナース
看護師×公認心理師×産業カウンセラー
◆大学病院、総合病院、企業、リワークなどで従事。

◆看護師、疲れた人に向けて心が少し楽になる情報
を発信。

◆「心の保健室」を目指しています。
少し休んでいってくださいね。

こんにちは。メンタルナースりんご@nsringogo55です。

コロナが少し落ち着いてきて、春の修学旅行が秋に移行され、修学旅行も、行き先を変更したり、日程を変更したり、スケジュールや内容を変更し、行われる学校も出てきました。

最近は、看護師が引率することで、より安全に旅行に行けるようにツアーナースを添乗させる学校も増えてきましたね。

ツアーナースってどんな仕事?どんな一日?なのか紹介します。

参考になればうれしいです。

ツアーナースなら↓

目次

打ち合わせ

打ち合わせがある学校と、打ち合わせなしで当日から参加という場合があります。前日や、決められた日に学校で顔合わせする場合と、電話やメールで確認する場合があります。

【打ち合わせ】

●訪問

●電話やメールなど

【打ち合わせ内容】

スケジュール確認、業務確認、疾患をもった生徒のリストや注意が必要な生徒の説明など。

ツアーナースの一日

初日

6:00~7:00 駅・学校・現地などに集合

10~15分前に到着。先生、旅行会社の方にご挨拶します。

先生たちと一緒に生徒さんを待ちます。

7:30~8:30頃 全員集合、出席確認後、出発式があります。

8:30~移動

場所にもよりますが、バス、新幹線、飛行機など。

移動の間も、乗り物酔いや、体調不良になる子もいます。看護師の居場所がわかるように、座席は、先生の近く、前席が多いです。

休憩時間なども、生徒さんの様子を観察。

12:00~13:00 昼食

生徒さんと同じものを先生たちと一緒に食べる事が多いです。

食後にお腹が痛くなる子なども時々います。

13:00~ 観光もしくは宿へ

一旦、宿に行く場合と、観光地や写真撮影などがある場合があります。

観光地は、一緒に回る場合と、事務所を立てて、待機する場合、短時間ならバス待機の場合もあります。※一緒に観光に回ることが多いですが、行動時間、範囲、学校のスケジュールによります。

宿に行く場合は、待機室や保健室を準備している事が多いので、そこで待機になる事が多いです。

生徒さんが外出するまで見送ります。全員は無理でも、名簿を見ながら顔や名前を覚えたり、声掛けします。

18:00~19:00 夕食

宿で生徒さんと同じ食事を先生たちと食べます。

先生たちとスケジュール確認したり、情報交換をします。

20:00~ 生徒さんの入浴時間

事務所や保健室、ホールなど、決められた場所で待機します。

※生徒さんがわかる場所にいること。

保健室にに来る時に、一人でくる子はあまりいません。

友達に連れられてとか、付き添ってもらってくる子が多いです。

昼間、軽いけがをしたり、昼間は我慢していたけど、夜になった痛みが出てきてくる子もいます。

生理痛、頭痛、疲れ、熱っぽいなどでくる子もいます。

また、持病を持った子(喘息、アレルギー、アトピー、糖尿病、心臓病、ペースメーカーその他)を巡回します。

バイタル測定や薬の飲み忘れ塗り忘れなどはないか確認しに行きます。

持病のある子は、あらかじめリストをもらっている事が多いので、部屋まで見に行きます。

※その間も所在を先生に伝えておく。部屋の前にプレートを出しておく。連絡できる手段を持っておく(携帯などを仕事用で持たせてくれることが多い)。

21:00~22:00 生徒さん就寝

生徒さんが就寝後に、先生、旅行会社の方と打ち合わせ、明日の確認、情報交換などがあります。

場合によっては、食事、お酒が出て長くなることもありますが、就寝後も生徒さんの対応をすることもあるので、打ち合わせなどが終われば、自室か保健室に戻ります。

入浴は、生徒さんの就寝後、短めに済ませ、基本的には自分も就寝。

夜間は、感染症(ノロウィルス、インフルエンザ、熱発者など)や体調不良の子がいれば、保健室で休ませたり、対応します。

緊急性のある場合は、先生を通して、救急車や直接、救急に連れて行ってもらいます。

※かならず、先生、旅行会社の方、宿の方、生徒さんの保護者に連絡する事。

1日のスケジュールはこんな感じです。×日にち分という業務になります。

  • 小学校の修学旅行や林間学校…2~4日(地域近郊)
  • 中学校の修学旅行…5~7日間(北海道、京都、東京、沖縄が多め)
  • 高校生の修学旅行…7日間~10日間(国内、海外あり)

ツアーナースの役割

生徒さんが安全に快適に楽しい思い出ができるようにお手伝いすること。

具合が悪いとか、病気になる、怪我をすると楽しみにしていた旅行も半減ですよね。

子供にとって、修学旅行は一生に何度もあるものではありません。

ツアーナースの出番がない事が一番ではありますが、もし具合が悪くなっても、すぐに言える、頼れる、大事に至らない事も大切ですよね。

安心して旅行ができるように見守る事がお仕事かなと思います。

救急、外科、内科、小児科、精神科などの経験があるとよりいいかなと思います。

ツアーナースのメリット・デメリット

旅行が好きなら間違いなく楽しい職業です。

今はコロナ禍で難しいですが、国内、海外、両方あります。

大人になってから行く修学旅行もいいですよ。

私個人的には、学生時代にはちゃんと聞いていなかったお寺のお話とか、沖縄の語り部など、大人になってからの方がしんみりと聞けることもありますし、何度も行くとその都度新しい発見があったり。

そして、健康な子供の成長や発達が見られることも、私にはいい経験でした。

今までは、思春期病棟で病気の子を看護していたわけですが、健康な子の発達がわかってからこそ、わかることがたくさんありますよね。

小学生、中学生、高校生、それぞれ心と体の発達、違いが見られるのはいい勉強になると思います。そして、楽しいですね。

地方出身の子、都市部の子、学校によっても風潮や雰囲気が違うんです。

先生も同世代だったりすると、親しくなりますね。

とてもいい経験になりました。

時間拘束も長いですし、対応も幅広くはなりますが、経験の積める仕事だと思います。

ご興味があれば挑戦してみるのもいいと思います。

ツアーナースの仕事なら↓

追伸

ツアーナースの仕事をして一番感じたことは、添乗員さんと先生って、すごく大変だなぁということ。

ほとんど寝てないのでは?と思うほど、生徒さんの見えない所で、準備、打ち合わせなどで気が抜ける時間がないと思いました。

特に添乗委員さんは、スーツのまま寝ているのでは?と思うほど、いつも仕事スタイルでした。そして、シーズンは休みなしで次の旅行です。すごすぎる・・・。というか、過労で倒れるのでは・・・。心配になりました。

時期によって繁忙さはありますが人気の仕事ですよ!

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