こんにちは。ナースりんご@nsringogo55です。
コロナ禍で人との距離は、すっかり変わってしまいました。
今日は、心地よい人間関係の距離をお伝えします。
心地よい距離
どんな人もパーソナルスペース(人が自分の周囲に持っている、他の人が近づくと不快に思う空間)を持っています。
一般的に女性より男性の方がパーソナルスペースは広いく、会文化、民族性、個人の性格やその相手によっても変わってきます。
文類人類学者のエドワード・ホールはパーソナルスペースの目安を作成しました。
配偶者や恋人のような近しい人なら狭く、嫌っている相手や初対面の人なら広くなります。
1 密接距離(恋人など)抱きしめられる距離
近接相(0~15㎝)
相手の体に触れている、もしくはすぐに触れる事のできる距離。
配偶者、恋人、家族など、ごく親しい人に許された距離。
遠方相(15~45㎝)
顔、手、腰、足などがあいてに触る事が気出る距離。赤の他人がこの距離に近づくと不快感を覚える。
2 個体距離(友人など)捕まえられる距離
近接相(45~75㎝)
手を伸ばせば相手に触ることが出来る距離。異性がこの距離に近づくと、周囲の人が違和感を覚える。
遠方相(75~120㎝)
お互いが手を伸ばせば指先が触れ合える距離。相手の表情が良く見えるのでプライベートな事を話すときは、この距離を取ることが多い。
3 社会距離(ビジネスなど)
近接相(1.2~2m)
知らない人同士が会話したり、同僚と仕事の打ち合わせなどをしたりする場合に用いられる距離。
相手の表情ははっきりとは見えにくいので、プライベートな事は話しにくい。
遠方相(2~3.5m)
公式な商談や仕事の打ち合わせなど、やや形式ばった人間関係で用いられる。
4 公共距離(講演会など)
近接相(3.5~7m)
相手の様子がわからないので、個人的なやり取りは成立しにくい。
教室での教師と生徒の距離。
遠方相(7m以上)
個人的なやり取りは成立しない。講演会や大教室での交尾を聞いている状態の相手との距離。
これからの距離感
世界中にコロナが広まる中、今までの人間の距離感では、通用しなくなってきています。
感染を考えると、社会距離感(1.5~2m)が最低限必要であり、しばらくはこの状態が続くでしょう。
このパーソナルスペースは、心の距離と物理的距離は、比例しています。
好きな人、親しい人とは近くにいたいし、近くても嫌悪感はありませんが、苦手な相手や距離を持ちたい人には、物理的にも人は近寄りたくないものですよね。
適切な距離感で、人との関係を保っていきたいものです。