こんにちは。メンタルナースりんご@nsringogo55です。
部下や後輩を伸ばしたいとき……
意図的に褒め続けて行くと、次第に部下や後輩の成績、仕事成績が上がる事があります。
人は、誰しも褒められると嬉しくなりますし、気分が良くなります。
褒め続けると、「自己肯定感」も刺激されますし、自分で自分自身に期待を持てるようになり、次第にそのように変化していきます。
これを心理学では自己成就予言と言います。
上司の期待に応えようとする心理
部下としても、上司に褒められることで、自分は期待されているんだと思うようになり、どうにかして期待に応えようとする心理が働きます。それで、以前より仕事に励むようになり、結果として成績が上がるというわけです。
このように、上司が部下を信じて期待をかける事で、部下もその期待に応えようとすることをピグマリオン効果と言います。
自己成就予言とピグマリオン効果
どちらも、褒める事で部下の心理を刺激し、やる気を起こさせるようにするものです。
褒めるポイントとしては、小さなことでもいいので、より具体的に、その人らしさが出ているところを褒めると、「見てくれているんだな」と相手も感じますし、良さを伸ばしていく事に繋がります。
とはいえ、不自然に褒めすぎたり、見え透いた褒め言葉では逆効果なので、褒め方や褒めるタイミングは、注意が必要です。
例)点滴の準備ありがとう。〇〇さんは、わかりやすく順番においてくれているよね。細かいところに気がついてくれて助かってる!
日ごろから、感謝していること、きちんとやっていることを見ていることを惜しみなく素直に伝えましょう。
やはり相手にとっても「認めてもらっている」「気づいてくれた」というのは励みになりますよね。
褒められて伸びる?
ほめられると嬉しいし、「もっと頑張ろう」「もっとほめられたい」「見てくれていると安心する」「相手にも信頼や好感を持つ」というメリットがあります。
叱られて伸ばすのは、ここぞというとき以外は、逆効果であり、相手は委縮したり、攻撃されたと取られてしまい、よい関係性が構築しにくくなります。叱るよりは、相手の行動を見て、どんなことを思って行動しているかを理解し、ほめて伸ばす方のが効果的ですし、叱る場面でも、信頼関係や人間関係を構築されている関係性の方が、注意されても、内容を受け止めてくれることが多いと思います。
このような関係性の場合は意識してみましょう
- 会社や職場(上司と部下)
- 学校や塾(教師と生徒)
- 部活やサークル(先輩、後輩)
- 子育て(親と子)など・・・
相談しやすいような雰囲気や、こちらから声をかけて確認していく事で、できる事も増えていきますし、結果、後輩が育ってくれるということは、仕事もしやすくなるし、また、後輩もいずれその後輩に教える時のお手本に自分がなるのだから、やっぱりわかりやすく教えたいところですよね。
プリセプターは、2倍くらい仕事しているような気持ちになって大変な時もあるけれど、自分も成長できるチャンスでもあります。後輩と一緒に成長していけるといいですよね。