大学病院で働く看護師の仕事をご紹介
こんにちは。メンタルナースの@nsringo55です。
そろそろ、来年の就職先や転職先をお考えの看護学生、看護師も多くなってくる季節かもしれません。
去年からの今年にかけては、医療者にとって、コロナに振り回された暗黒の2年間で、看護学生も実習が思うようにできなかったり、新人看護師さんたちも、コロナ対応に不安や辛さを感じている人多かったかと思います。
今日は、看護師の就職先のもしかしたら王道?の大学病院で働く看護師の仕事をご紹介します。
1・大学病院で働く看護師の仕事 (病棟・全体編)
1・主な仕事/患者さんのケア
・状態の把握
・医療行為(点滴、注射、与薬、処置、状態観察など)
・日常ケアの介助(食事、移動、着替え、保湿など)
・検査、手術スケジュール、アセスメントなど
・医師との連携、指示の確認
2・病棟看護師の役割 (業務別)
管理業務(師長や主任)
看護師の仕事を管理
ベット調整や入退院の管理
病棟日誌の記入など。
リーダー看護師(中堅~ベテラン看護師)
その日のリーダー業務
・メンバー看護師の患者割り振り、指示、全体実務の把握、調整
・患者全体の人数、入退院、安静度、ケア度、重症度の看護日誌記入、管理
・医師の回診付き添い
・医師の指示を受ける(検査、点滴、与薬、安静度、入退院など)
・薬の管理
・各メンバー看護師のフォロー
・進捗状況の確認
・カンファレンスの仕切り
・全体の申し送り
直接患者さんにケアすることは少なく、医師や師長とのやり取り、指示受け、メンバーへの仕事を管理する業務なので、肉体的疲労は少ないですが、迅速さ、正確さ、集中力、マルチタスク力、全体把握力、経験が必要です。3年目以降の看護師がリーダーになるのが一般的です。
・メンバー業務・・・直接患者のケアを行う看護師。新人~
メンバー業務・・・直接患者のケアを行う看護師/新人~
・患者の観察
・検査、医療ケア処置
・保清ケア、食事、移動、
・リハビリ、指導
・入退院受け
・受け持ち患者の報告(リーダーや医師へ)
・アセスメント、看護記録、申し送り
全看護師の中で一番多い業務です。直接患者をケアする業務なので、スケジュールをきちんと立てて動いていかないと終わりません。業務量が多いと、肉体的につらく、スケジュール通りに行かないことも。
3・勉強会、委員会、看護研究など勤務外の仕事
日勤が終わっても、勉強会、報告会、看護研究、委員会なども多いのが特徴かもしれません。
これらに出席して、また病棟に戻り、残務をこなすことも多い。
4・ 大学病院で働く看護師のメリット・デメリット
メリット
・最先端の医療が学べる
・看護師としての基礎力、勉強、自己研鑽できる場がある
・キャリアアップできる
・福利厚生はしっかりしており、休みや手当は確保されている
・給料高め
・次のキャリアを考えた時に有利であることが多い
デメリット
・忙しい
・業務量は多くきつい
・人間関係が難しいところもある
・残業多め
・勉強会、看護研究、委員会など病棟以外の業務もある
5・大学病院で働く看護師の給料・福利厚生
大学病院で働く看護師の気になる給料は500~600万円/年収です。
福利厚生は、週休二日制、休日、祝日分、夏季休暇は変則性ですが、しっかり確保されていることが多いです。
有給、結婚休暇、慶弔休暇、妊娠、育児休暇、時短勤務、介護休暇などもあります。
寮完備、院内保育所、療養施設、福利施設利用などもある場合が多いです。
6・大学病院で転職する際に気をつけることは?
・新人採用が多く、中途採用は受けていないこともある
・過去のキャリアや経験、年齢によっては難しいこともある
・忙しく、仕事もきつめなことが多い。
・向上心、自己研鑽が必要
まとめ
大学病院は、勉強する環境があり、看護を追求したい、キャリアを求める人には適していると言えます。福利厚生もしっかりしており、 給料も良い場合が多いので、仕事場としてはおすすめです。
最先端の医療にかかわることができますし、しっかりと看護・医療の基礎力をつける、看護教育の充実を考えると、新人や若手のころはまず大学病院で働くというのは、その後のキャリアにも有利に働くと思うので、検討してもいいと思います。
規模が大きいので、看護師の人数も多く、いろんな人がいます。中には、厳しい人、変わっている人もいるかもしれません。人間関係は、入ってみないとわからなのは、どこでも一緒ですが、人間関係でつまずく人もいます。
さいごに/私の場合
私の場合は、忙しくて仕事も自己研鑽も大変だったけど、体力があったのと、人間関係も良かったことで続けられました。医師もたくさんいるので、安心感もありますし、看護師も医師も仲が良くて、働きやすかったです。勉強になるし、若い頃はおすすめですよ。