【思春期】不登校の心

メンタルヘルス

こんにちは。ナースりんご@nsringogo55です。

少子高齢化がすすむ中、不登校児も毎年、増加しています。

不登校生徒数(平成30年度)

学校生徒数不登校生徒数割合前年度比
小学校6,451,187人44,841人0.7%28.0%
中学校3,279,186人119,687人3.6%9.8%
高校3,242,065人52,723人1.6%6.2%

小・中・高校で全てにおいて不登校生徒数は増加しており、中学生が3.6%と割合では最多です。

小学生が28.0%と増加比率が大きいのも気になる点です。

高校では生徒の比率は1.6%と低いですが、これはそれ以前に不登校になった生徒は、そのまま進学しないケースやフリースクール、通信などにすすんだこともあり、低めになっていると考えられます。

不登校のきっかけ

●小学校・・・本人の問題に起因が最も多い

      病気による欠席や転校発達障害との関連

●中学校・・・学校生活が起因が最も多い

      学校での友人関係、教師との関係、学業不振、クラブ、部活動への不適応など

小中学校ともに、不安など情緒的混乱が上位

ひきこもりの長期化で起こりうる問題点

非行や学校、社会との関係を築けない事での不適応など

ひきこもりからの爆発・問題行動を起こすタイプ

引きこもりと言われる少年、青少年が時々、大きな事件を起こす事があります。

社会から自分を隔絶し、他人に関わりを持とうとしなかったのに、突然激しい行動化に出る事があります。

精神科医の小田晋は、茶者の中で、「引きこもりの若者にはナルシストが多い」と指摘しています。

また、家庭環境を見ると、「父親の影が薄く、母親と密接した関係が続いているケースが目立つ」とも述べています。

ナルシストは、その性格ゆえに、些細な失敗にも大きな挫折感を覚えます。そして、それ以上に傷つく事を恐れ、安全な家庭に引きこもってしまいます。一方で、そうした自分への劣等感はますます強くなります。

そして、引きこもっているという行為ゆえに、さらに社会から軽侮されるという悪循環になり、やり場のないその欲求不満は、親に対する家庭内暴力という形で現れる事もあります。

ひきこもり生活を続けるうちに、マンガやインターネットなどの仮想現実にハマってしまう少年も少なくありません。そこでは、劣等感に引きこもる自分ではなく、生き生きと人生を楽しむ自分がいます。

バーチャル世界こそが彼らにとって、最も意味のあるものになってくるのです。

やがて、そうした歪んだ想像力が暴走し、現実世界でも自分の存在感を確かめたくなります。

そして、攻撃の対象を親から社会へ向けるようになります。

不登校のタイプ

①分離不安型・・・母親から離れる事に不安がある。小学校低学年に多い。

②良い子息切れ型・・・几帳面な性格でこだわりが多い。

③甘え・依存型・・・内面的に未熟で、周囲への依存が高い。

④無気力型・・・登校しなくても罪悪感を感じない。

⑤学校生活起因型・・・いじめや教師との関係などで登校できなくなる。

⑥神経症型・・・精神疾患の初期症状として現れる。

⑦学校成績不振型・・・不得意な強化があり、成績不振で、学校生活への自信を無くす。

不登校の子を見守るために

なぜ、不登校になったのかを考える必要があります。

原因がある場合、本人が自覚している場合は、問題解決に向けて本人と一緒に向き合っていくのが理想ですが、本人もわからない、漠然とした理由であれば、精神疾患や不適応要因が隠れている場合もあります。家族だけで抱えず、学校、医療機関、専門家等と一緒に考えていくことをおすすめします。

本人もひきこもっている事に対して「よし」と思っているわけではない場合も多いので、本人の気持ちや辛さに寄り添い、その子にあったケアと、サポートが必要となってくるでしょう。

最近では、通信制の学校やフリースクール等も増えてきました。スクールカウンセラーを配置することも文部科学省下で進められ、増えてきている現状もあります。

不登校は、その時だけの問題ではなく、その後の進路や心の発達、生き方、考え方、精神状態にも派生していきます。

必ずしも学校に行く事だけが問題解決、目標というわけではないケースもありますが、少しでもその子の人生に、道ができるように、サポートしていけるといいですね。

丁寧に話を聴き、まずはその子を受け止めること。

すごく当たり前すぎるのですが、迷った時、辛い時は、基本に戻ってほしいと思います。

私が思春期病棟で関わってきた子供たちは、学校に行きたくても行けなくなってしまった子も多く、いろんな経験をできずにいた子たちも多かったです。現場にいても、年々、不登校児も増えていますし、低年齢化も感じました。

家庭でも居場所がなかったり、相談できずにいたり、不安や悩みを言葉にできずに問題行動を起こしてしまう子もいます。

私が見てきた子の多くは、家庭でも両親が不仲であったり、共働きも増え、子供の変化に気付かなかったり、親にも余裕がなかったり、本当は親の方が心のバランスを崩していたりすることも少なくありませんでした。

まるで親の代わりに子供が不調をきたしているかのようなケースもありました。

不登校は、本人だけ、学校にいけないというだけの問題ではないような気がしています。

家族で話し合ってもらいたいですし、家族全員で向き合ってもらいたい問題でもあります。

子供は、大人が思うよりも大人だし、子供です。そして、面白いと私は思います。

どんな子も可能性と成長という力を持っています。

諦めないでほしいなぁとすごく思います。

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