【メンタルヘルス】理解されにくい?大人の発達障害

メンタルヘルス

こんにちは。ナースりんご@nsringogo55です。

うつ病や適応障害でデイケアやリワークに通う人の中には、発達障害がベースにある方も少なくありません。近年、「発達障害」の認知は進んできましたが、依然として「生きにくさ」「働きにくさ」を感じている発達障害の方は多い気がしています。

発達障害を正しく理解し、当人も周りの人もお互いにサポートしあって、少しでも発達障害の方も仕事や生活がしやすい社会になっていくといいなと感じます。

発達障害とは

大きく分けて3つに分類されます。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

落ち着きがなく、衝動的で忘れ物が多い、集中力が続かないなどの特徴があります。

自分の思いつくまま行動してしまうために、まわりからは「わがままな子」「乱暴な子」「自分勝手」とみられることもあります。

ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)

興味や活動に偏りがありこだわりの強いタイプです。対人関係、コミュニケーションが苦手な傾向があります。集中力は高く、好きな事には集中しますが、興味がない事は全く無関心など、偏りが大きい傾向にあります。

一人遊びが多く、人の気持ちに気付きにくい特徴があるため、「空気が読めない」と言われることも多いかもしれません。

LD(学習障害・限局性学習症)

知的な遅れはなくとも、学習(聞く、話す、読む、書く、計算など)で、特定的に苦手、著しく困難をきたすものです。

まわりからは「勉強ができない子」と思われがちで、本人も自信がなく、日常生活でも困難な事も多くなります。

発達障害

上記の3つが代表的ですが、3つの特徴がそれぞれ独立しているわけではなく、重なる部分があったり、個人によって、程度やいくつかの特徴をあわせもつなどの違いもあります。

定型発達と明確な差はなく、グレーゾーンと呼ばれる発達障害の特徴の傾向がある人も多くいます。

発達障害は、病気というよりは、気質、特徴、特質、個性といった捉え方です。脳の特徴でもありますので、直接的な治療、根治はありませんが、症状が大きい場合は、落ち着くような薬を使ったり、補うような薬物療法することはあります。

生きづらさや周りとの兼ね合いに悩み、2次的にうつや不適応、不眠などの症状に対しての対処療法、ソーシャルスキルトレーニング(SST)などの社会適応練習、カウンセリングなどで、本人の生きづらさを緩和していくのが主な対応となるでしょう。

大人の発達障害

最近では認知度も広がり、子供の内から「発達障害」と診断されていれば、その子の個性を伸ばしたり、居場所やサポートをうける機会もありますが、大人になってからわかる発達障害も増えています。

以前は、見過ごされてきた方も多かったり、知的な遅れがないタイプの発達障害の方は、周囲や本人も障害に気付かないまま成人し、社会に出てから様々な問題に直面して大人になってから、発達障害の特性があるのでないかと思い当たる人もいます。

●なぜか上司や同僚を怒らせてしまう

●会社・職場で孤立気味に

適応できずにうつ・ひきこもりに

このような事がきっかけで受診される方もいます。

大人の発達障害・ここを目指そう

自分の特性を理解し、自分の個性を発揮できるような働き方、生き方を目指してみましょう。

まずは、得意・できる事と苦手・できない事をリストアップしてみましょう。

浮かばない方は、昔好きだったことや、興味のある事でもいいです。

理解者もいるといいですね。

専門家に相談するのもいいですし、同じような発達障害で悩んでいる人同士で情報共有したり、気持ちを共有できると気持ちも楽になる事もありますし、自分に向いた生き方や過ごし方も探していけるヒントになる事もあります。

いずれにしても、一人で考えて答えが出ない時は、人に話してみる、相談してみるのもいいと思います。「そういう事が苦手なんだよ!」と言われそうですが、案外、同じような事で悩んでいる人もいるものです。三人寄れば文殊の知恵かもしれませんし、少し視点が変わったり、視野を広げる意味でも自分から声を出してみるのも、変化になります。

発達障害の人に関わってきて思う事

発達障害と診断されている人にもかかわる事もたくさんありましたが、苦手不得意な事もあるけれども、できる事、得意な事も持っている方がほとんどですし、裏表のないユニークな発想をする方も多いです。

まわりの理解も必要かなとは思いますが、当人も「発達障害」を卑下したり、あきらめることなく、できる事に目を向けて、伸ばしていけるような考え方、生き方ができる方が、ずっと建設的だし、自分も周りも楽だと思います。できない事は、まわりに頼ったり、練習したりすることで少しづつできることもあります。どうしてもできないことは、あきらめる事も必要かもしれません。

本人にスポットが当たりがちですが、まわりのサポートも大切かと思います。お互いにストレスの根源にならないようにするためにも、理解する事、自分との違いを受容しながら工夫しながら折り合いを合わせていく事が必要かなと思います。

発達障害も定型発達も理解していますが、しんどかったり、辛かったり、大変だったりは、どちらも誰でもあるのだから、その点では、誰もが少しでも気持ちが軽くなるような、その人らしい生き方や考え方、在り方ができるようなサポートが出来たらいいなとは思いながら、この仕事をしています。

発達障害の人が働ける職場も少しづつですが増えてきていますし、理解度も上がってきているようには思います。

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