【いじめ】いじめの心理スケープゴート

メンタルヘルス

こんにちは。ナースりんご@nsringogo55です。

はじめに言っておきますが、いじめは犯罪です。

「いじめ」というと、わかりやすく、よくある事のように聞こえますが、時に命をも奪う残酷で陰湿な行為。未成年だからという理由で軽視できる問題でもありませんし、大人でもいじめは存在していて、人として卑劣で許されざる問題です。

見えないいじめ

年々、「見えないいじめ」も増えてきており、目に見える暴力やいじわるというよりは、ネットで悪質、巧妙で、陰湿にいじめを受けるケースも多くなっており、子供たちの心、被害者の心は、深く傷ついています。

いじめは犯罪

暴行罪・・・殴ったりけったり、暴力をふるう

傷害罪・・・相手が怪我をすれば傷害罪、または嫌がらせによって病気になった場合も成立。

名誉棄損、侮辱罪・・・インターネット上で不名誉な事を言いふらす。

恐喝罪、強盗罪・・・カツアゲなど、お金を奪う。

表面化しないいじめ

いじめが表面化しないのは、いじめられている被害者が、「いじめはみっともない」「恥ずかしい」「親に心配をかけたくない」「親や教師に言う事で復讐されるのではないかと恐れる」と考えやすい事が上げられます。

また、近年はインターネット上でのいじめも横行しており、巧妙で陰湿、悪質であり、表面化しにくい現状もあります。

いじめの構造

いじめる側から見れば、故意の場合もあれば、本人に悪意のない場合もあります。

また、いじめの被害者だったことが、何らかのきっかけで今度は被害者になったり、その逆にいじめの加害者が被害者に転じる事もあります。

いじめは、相手の気持ちに思いが至らない事に加えて、不満やストレスのはけ口として起こると考えられています。人間関係を培うのが苦手で感情のコントロールがうまくできず、過剰に高まった攻撃性をもてあまして、その不満の矛先を弱者に向けてスケープゴートしてしまう事が原因と考えられます。

つまり、いじめる側のストレス解消のために被害者が「選ばれている」状態です。

スケープゴートとは

集団内の不平や憎悪を他にそらすため、罪や責任をかぶせられ迫害される人。

ヘブライ聖書において贖罪の日に人々の苦難や行ってきた業を背負わせ、生贄として山羊を荒野に放したことに由来。

人は無意識のうちに、不満や不快を覚えると、不快感などを他者に対して抱く。このような煩悩を抱えている者たちが、自身の無意識に抑圧している邪悪な思考や感情を、スケープゴートとして投影し、弱い者、いけにえとして他者をいじめる心理が発生すると考えられる。

いじめは、集団心理も関係してきます。

集団心理は群集心理とも言われ、人が大勢集まる事によって、一人の時とは違う心理が生まれやすくなります。

●集団でいる事で強くなった気持ちになる

●罪悪感の希薄化

●責任感の希薄化

●暴力性の暴走

●多数=正義という価値観、短絡な思考

いじめは、いじめる側といじめられる側、そして傍観者(まわりの取り巻き)がいる事が多く、傍観者の心理も無視できません。傍観者は、「ひやかし」「あおり」「自分がターゲットにされたくない」「かかわりたくない」「自分じゃなくて良かった」「告げ口して、自分がターゲットになると困る」「興味本位」「誰かが言うだろう(責任の希薄)」などの心理が働きます。

傍観者もいる事で、いじめる側の心理もよりエスカレートし、引っ込みがつかない、調子に乗る、暴走する、冷静な判断力に欠ける状態となり、いじめが増幅します。

いじめの予防

不安やストレス、できごとなどが引き金となる事も多く、早めに対処、介入することで深刻化を防ぐこと、特定の人で解決しようとするのではなく、チーム学校、職場として、全員が問題としてとらえられるような体制を整えるのが必要でしょう。

幸せな人、心が安定している人で、積極的に人に攻撃したりいじめたりする人はほとんどいません。

いじめる側にも不満感やストレス、問題がある事も多いので、まずは被害者のケアが最優先ではありますが、加害者の心のケアも必要となってくるでしょう。

これは、虐待にも通じる心理構造でもあります。

人権を傷つけ、侵害し、追い詰め、人生を変えてしまう権限など誰にもありません。

いじめられていたら、いじめに気づいたら、信用できる誰かにまず話してみましょう。

一人で頑張る必要も、我慢することもありません。

あなたは悪くないのですから。

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